所在地 | 東京都 世田谷区 深沢7丁目 |
最寄駅 | 桜新町 徒歩 19分 用賀 徒歩 22分 上野毛 徒歩 23分 |
面積 | 231.41㎡ |
「桜新町」駅は、東急田園都市線の準急と各駅の停車駅で、三軒茶屋まで約4分、渋谷まで約12分。相互乗り入れの東京メトロ半蔵門線を利用すると、表参道まで約13分、大手町まで約27分で、乗り換えなしでアクセスできます。
玉川通り(国道246号)と首都高速3号渋谷線沿いにある田園都市線の中で、桜新町駅だけはこの2道路から500mほど離れた場所に位置しており、空をふさぐ高架の道路がないため開放感があって、騒音も比較的少なく、街全体に柔らかな雰囲気が満ちています。
駅を出ると、サザエさんたちのブロンズ像が出迎えてくれます。原作者の長谷川町子さんが長く住んでいらしたことがきっかけで、桜新町は「サザエさんの街」として知られています。駅西口にサザエさん一家の像、北口にはカツオとワカメの像など、街の至る所にサザエさん一家が……。
駅前から「長谷川町子美術館」に続く通りは「サザエさん通り」と呼ばれ、この通り沿いにはさらに意外な場所にサザエさん一家が隠れているので、見つけながら歩くのも楽しいです。
駅前の大通り(都道427号線)沿いには八重桜の桜並木があり、100本近くが植えられています。ほぼ純白のシロタエ、淡紅色のイチヨウ・ショウゲツ・フゲンゾウ、鮮やかな紅色のカンザン、黄緑色から変化するギョイコウなど、それぞれ趣の異なる桜を楽しめます。
また、日本で初めて住宅街に植えられたソメイヨシノの並木が深沢方面に広がり、2月半ばに咲くカワヅザクラも桜神宮などにあって、桜新町は名前の通り、桜を存分に楽しめる街です。
コンパクトながら買い物の選択肢が豊富なことも特徴の一つ。駅前の大通り沿いに「ピーコックストア」や「成城石井」「まいばすけっと」「ムスビガーデン」など、サザエさん通り沿いには「自然食品F&F」「フーズマーケットさえき」、駅から徒歩8分ほどのところに「ライフ」があり、コンビニも複数あって、用途に合わせた買い物ができます。駅前とサザエさん通り沿いには「桜新町商店街」が広がり、飲食店や家電店、薬局など、生活に必要なお店がそろっています。
街をあげたイベントも数多く行われていて、春には「さくらまつり」、秋には「ねぶたまつり」が、大通りを歩行者天国にして盛大に催され、大勢の人々でにぎわいます。
大通りから1本入ると、閑静な住宅街が広がっています。
駅の周辺には、「桜新町二丁目 ウレシパモシリ市民緑地」や「新町公園」など、コンパクトな公園が点在しています。また、少し歩けば、「駒沢緑泉公園」や「馬事公苑」などの大きな公園があって、自然環境にも恵まれています。
玉川通りや首都高速3号線経由で、環八通りや東名高速道路などにも出ることができて、交通利便性も高いです。
3世代が暮らす姿を描いた『サザエさん』。ときには親子げんかや兄弟げんかをしながらも、和やかに仲良く暮らす姿は、この街のあちこちに受け継がれているようです。
「新町」の名前は、かつてこの地が、彦根藩領の「世田ヶ谷村」から独立分村する際に、「世田ヶ谷新町村」と名付けられたことに由来します。
1912(明治45)年~1913(大正2)年、東京信託株式会社(現在の日本不動産)によって、高級別荘用地の「新町分譲地」が関東で初めて造成されます。その記念として、この分譲地に数百本のソメイヨシノが植えられました。日本で初めて、分譲地に植えられた桜並木です。
「桜新町」の名前は、1968(昭和43)年の住居表示実施の際、新町村・深沢村の区分から分離され、旧町名の「新町」に「桜」を追加して「桜新町」となりました。
どの改札口から出ても、サザエさんのブロンズ像が出迎えてくれる「桜新町」駅。お勧めスポットの筆頭は、やはり「長谷川町子美術館」です。サザエさん通りを8分ほど歩くと、レンガ色の建物が見えてきます。2020(令和2)年7月には「長谷川町子記念館」も開館し、サザエさん関連の展示物やおみやげショップ、カフェなどが充実しています。マンガの原画や絵画、磯野家の間取りのミニチュアなど、サザエさんファンには特にワクワクする場所です。
北口から12分ほど歩いたところにある「世田谷区立教育センター プラネタリウム」は、1億4000万個の星を映し出すプラネタリウム。ドームに投影される天の川は、肉眼では見えない星まで表現され、星の美しさに驚きます。投影日の一般投影スケジュール以外にも、特別投影やイベントもあるので、スケジュールを確認してからぜひ。各回の投影は、定員140名。小・中学生は、土:日や祝日はなんと無料。星空の魅力を再確認できる穴場的なスポットです。
駅から徒歩約4分にある「桜新町二丁目 ウレシパモシリ市民緑地」は、ケヤキやクスノキ、トチノキなどの高木や、ツツジやツバキ、フジなどの花々が植えられていて、”ちょっと休憩”に適しています。「ウレシパモシリ」とは、アイヌ語で「育ちあう大地」という意味で、「訪れる人、植物、動物、すべてが育てあう場所になってほしい」という所有者の願いを込めて名付けられたとか。真夏でも、緑地の中はひんやり。ホッとできる空間です。
「自分好みのとびっきりのコーヒーを飲みたい」という場合は、駅から徒歩約4分にあるコーヒーショップがお勧め。京都の老舗コーヒーショップの東京第一号の旗艦店で、21種のコーヒー豆の中から、その日の自分に合ったコーヒー豆と淹れ方を選べます。テーブル席とカウンター席があり、隣席との空間がゆったりしているので、読書や書き物もGood。スイーツやフードも充実していて、いろいろな組み合わせを味わってみたくなるお店です。