歴史と自然が調和する「久が原」にゆとりの邸宅を

「久が原」は大田区の西部、東急池上線「千鳥町」駅の北部に広がる住宅地です。東急池上線、JR横須賀線、呑川、第二京浜に四方を囲まれたエリアで、大田区の田園調布や山王地区とともに高級住宅街として知られています。千鳥町駅周辺はスーパーやコンビニ、商店街「千鳥町商栄会」などがあり、日常の買い物には困りません。交通利便性の高さとともに、高級住宅街ならではの住環境が高いレベルで共存している街。このような久が原の特徴は、この街の歴史と深く関係しています。人類の居住地としての久が原の歴史は氷河時代にまでさかのぼると言われます。1978年（昭和53）に発掘された「久原小学校内遺跡」は氷河時代末期（約25,000年前から約12,000年前）に営まれた区内最古の遺跡で、調査の結果、当時の人々が使用した調理場の跡である焼礫群、炉跡、叩き石、台石などの道具類、石器類が出土しています。また、1927年（昭和2）に発掘された「久ヶ原遺跡」からは、弥生時代後期（1～2世紀）の竪穴住居と弥生土器が発見されました。竪穴住居跡からは、炭化した米や植物なども発見されました。久が原地区にはかつて大規模集落があり、1000棟を越える建物の遺構が存在していたと考えられています。このように久が原は古代から人々の居住地として優れたエリアであり、その系譜は高級住宅地として現在に受け継がれ、息づいています。地域の憩いの場ともいえる身近な存在の呑川、千鳥駅の西側には多摩川があり、身近に自然を体感できる環境があるのもこの地域の特徴です。また、第二京浜を渡った先には、日蓮宗大本山で都内きっての名刹として知られる「池上本門寺」があります。3万坪の境内には関東最古の五重塔などの歴史的な建造物のほか、日本庭園「松涛園」や梅とつつじで知られる「池上梅園」など、自然豊かな施設が充実しています。歴史と自然の調和が醸し出す、久が原というワンランク上の街の空気をぜひ味わってみませんか。
 

久が原の地名の由来には諸説ありますが、古くからこの地が森や林の続いた土地であったことを意味する「木の原」に由来するという説があります。もともとこの地は「馬込領久河原」「六郷領久川原」という地名で、江戸時代に入ってから「久ヶ原」という地名になったとされています。1966年（昭和41）、駅名は「久が原」に改称されましたが、地名は1968年（昭和43）の住居表示の実施によって「久が原」へと改称されました。