「祖師谷」で始める、穏やかな世田谷ライフ

「祖師谷」は世田谷区の中部、小田急線「祖師ヶ谷大蔵」駅の北部に広がる住宅街。かつて駅の南側エリアの砧7丁目に「円谷プロダクション」があったことから、祖師ヶ谷大蔵は「ウルトラマンの聖地」としての知名度を誇っています。23区で最も人口が多い区として知られる世田谷区ですが、昭和初期には映画の撮影所が誕生したことで、「映画製作の街」として発展しました。1937年（昭和12）には成城に「東宝映画 東京撮影所」が、1948年（昭和23）には、円谷英二が祖師谷の自宅敷地内に「円谷特殊技術研究所」を設立。その後、砧7丁目に円谷プロダクションが設立され、ウルトラマンシリーズを筆頭とする、数多くの特撮作品が世に送り出されました。祖師谷は広大な土地、環境、現像などに使う良質な地下水や地盤の地質など、撮影所のさまざま条件をクリアする土地でした。そして、それらの条件は「住まい」にも当てはまります。映画製作だけでなく、祖師谷は住むうえでもさまざまな条件をクリアする土地といえるのです。祖師谷は優れた住環境だけではなく、全国的な知名度を誇る商店街を有していることも特徴。地域にある「祖師谷みなみ商店街」「祖師谷商店街」「祖師谷昇進会商店街」の3つが連携して形成された「ウルトラマン商店街」は多くの買い物客で賑わう活気ある商店街で、ウルトラマン関連のイベントも多数開催され、全国からファンが足を運びます。映画製作の街として発展し、利便性と住環境の良さが絶妙なバランスで共存する祖師谷は、あらゆる世代にとって快適な暮らしが実現できる街といえるのではないでしょうか。
 

西永福駅から徒歩11分、商店街の中にあるパン屋さん。イートインスペースがあり、焼きたてのパンをいただくこともできます。パンには北海道小麦を使用しており、一つ一つにこだわりと丁寧さが感じられます。価格がお手頃なのも嬉しい♪
今回購入したのは、「大阪なすびとズッキーニトマトソースのピザ」、「もち姫のパン」、「マンゴーとクリームチーズのベーグル」の三つ。ピザはさっぱりとしたトマトソースの上にジューシーななすとズッキーニのスライス、チーズを乗せて焼き上げたパン。夏らしい爽やかさと、もちっとした生地の組み合わせが絶品でした！素材の味が感じられ、塩分は強くないのでお子様にも安心。もち姫のパンは、岩手県産のもち小麦「もち姫」を使用。生地はしっとりモチモチで、噛めば噛むほどに小麦の素朴な甘味が口の中に広がります。とてもシンプルなパンですが、何もつけずにペロリと食べてしまいました。私の中でまた食べたいパンの一つに入っています！ベーグルはマンゴーの爽やかな甘みと、クリームチーズの酸味がベストマッチ。噛み応えのあるもっちりとした生地で、小ぶりながら満腹感がありました！